次に、候補に挙げたのは２つ。
１つは、私たちの地域では絶大な人気がある「O塾」。
もう１つは言わずと知れた「Wアカデミー」。
この２つのうち、私は出来れば前者に行かせたいと思っていた。
というのも、O塾は面倒見が良いと評判で、息子の小学校からも沢山通っているそうだ。（あくまでチラ聞きした程度。）
面倒見が良いというのは、私にとって非常に重要で、我が家のモジモジ君には合っているのではないかと考えたからだ。
一方、後者のWアカデミーは、
「宿題が多くて大変」、
「ついていくのも大変」、
「超体育会系」
などネットの評判を鵜呑みにするならば、
「超文化系」で、
引っ込み思案のモジモジ君（こればっか・・・）
である息子は、きっと恐れおののいて馴染めないに違いないと思った。
だけど、家から近いのは魅力だった。
←偏見ありすぎか…。
そこで、始めにO塾に夏期講習、申し込みの電話をしてみると、何と数ある日程のほとんどが定員に達していて、受付終了だったのだ。
「えっ！だって、申し込み今日からだよ？ もしや、みんな電話の前で待機？人気コンサート並み？？」
O塾の人気の高さが伺えた事で、俄然申し込む気満々になって、鼻息荒く、残っている日程で申し込むことにした。
有難いことに、ここは夏期講習は入塾テストがなかった。
ただ、夏期講習は日数が少ないことと、小４から本格的に始めるにあたって、他の塾も見た方が良いと思い、Wアカデミーにも電話をかけてみることにした。
Ｗアカデミーの電話応対は事務的ではあったが、Ａゼミナールと同様、感じは良かった。さすが大手はこの辺りの教育もしっかりしているなと思った。
夏期講習に参加したいと申し出ると、やはり入塾テストを受けてくださいと言われた。
オーマイガーッ！
いやいやいやいや、何言っちゃってんの。
これから、どれだけ沢山のテストを受けなければならないのか、これぐらいでビビッてどうするんだ！
しかも、受けるのは自分じゃない、モジモジ君だ！
と自分に喝を入れ、入塾テストの予約を入れた。
入塾テストのことを息子に告げると、
「えー、ボク、またテスト受けるの？ 緊張するなぁ・・・」
とウジウジつぶやいていた。それに対して私は
「大丈夫、大丈夫！」
と前回と全く同じ、何の根拠もない励ましをするのであった。
（つづく・・・）
