「チョー簡単だった!」
初めてのカリテが終わって、塾から出てくるや否や、
自信満々に言い放った。
「えー、そうなの?良かったね!」
私もニコニコしながら答えた。
「いや~、余裕だったわ、超楽勝です。
ほとんど満点かもしんない!」
組み分けテスト後の「しなびた大根」はどこへやら、
すっかり息を吹き返した息子の鼻は
グングン天高く伸びていた。
家に着くまでの道のり、
「いかに今回自分が出来たか」を延々聞かされたのだが、
それでも「出来た」という報告は純粋に嬉しかった。
前回の組み分けテストと違って、範囲が限られていたし、
下のクラス向けのテストだったので、前回より手応えを感じたのだろう。
私も何を勉強すればいいか明確だったので、
まあまあ勉強のサポートは出来たのではないかと思っていた。
そのため、内心
「全教科、100点? ウヒヒっ!」
と浮かれていた。
家に着くまでは、
「おかあさーん、有難う!お母さんのお陰だよ、お母さん、大好きだよ~アハハ…」
「ううん、モジモジくんが頑張ったからよ、お母さんも大好きよ、ウフフ…」
とアハハ ウフフしながら、イタイ親子丸出しの会話を繰り広げていた。
超絶幸せオーラを振りまきながら・・・。
さあ、ここでクエスチョンです。
この親子は1時間後、どうなったでしょう。
三択でお答えください。
1.振り返りで、4教科ほぼ満点を確信し、家族団らん楽しく夕飯を食べた。
2.振り返りで、思ったより出来ておらず、意気消沈。
次は絶対頑張るぞと誓い、その後、家族団らん楽しく夕飯を食べた。
3.振り返りで、凡ミスの嵐が発覚し、鬼ババ降臨。
勇者、鬼ババに果敢に立ち向かい、お互いライフ0で試合終了。
では、張り切ってお答えをどうぞ!!
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はい、お察しの通り、「3」でした!
チーン・・・。
点数がめちゃめちゃ悪いわけではないのだが(国語以外)、
なんせケアレスミスが多すぎる。
問題をきちんと読んでいない、
答えの写し間違い、
単純な計算ミス 等など・・・。
母:何で見直ししないんだ →息子:出来ていると思った →母:いつも出来ていない →息子:今回は出来ていると思った →母:なぜ今回に限って出来ていると思ったのか →息子:出来ていると感じたから →母:出来ていると思っても、いつも出来ていない、忘れたのか →息子:忘れていない、でも今回は出来ていると思った →母:今回だけ特別などあり得ない。何で見直ししないんだ →息子:出来ていると思った(最初に戻る)。
そして、二人とも疲れ果て、試合終了。
で、結局
・国語(54/100)
・算数(94/100)
・理科(40/50)
・社会(48/50)
という結果だった。
下のクラス仕様のテストでは、もう少し頑張ってほしいなと思う。
特に、国語・・・。